Arun's note

子供服を中心としたソーイングライフログ

プラスチックスナップ その2 台座の互換性

2013年2月にプラスチックスナップについてのレビュー記事を書きました( こちら )。購入した経緯をなぞりながらの時系列レビューだったのでいささかわかり辛い内容だったかと思います。今回は、手芸用品店など実店舗でも購入しやすく普及してきた サンコッコーのハンディプレス を購入した場合に、 Soulage(スラージュ) さんや ぴんくあっぷる さんのスナップを取り付け可能なのか?についてレビューします。

各ショップの見解としては 「8.8mmスナップはサンコッコー9mm台座使用可、12.4mmスナップはサンコッコー13mm台座使用可(中心ずれるので専用台推奨)、それ以外は専用パーツ必要。」(スラージュ さん)、「ハンディプレス本体は使用可、パンチ台は当店のものを」(ぴんくあっぷる さん)、といった感じです。


まずは用語をおさらい。

プラスチックスナップ用語比較

以下は、スナップを取り付けるときに乗せる部分(台座/プレス部品/パンチ台)のラインナップ。

プラスチックスナップ簡易プレス機(ハンディプレス/プライヤー)用台座の種類

サンコッコーのハンディプレス には9㎜と13㎜の台座が付属し、別売りで 11.5㎜ を購入可能です。
スラージュさんでは簡易プレス機のお取り扱いはなく(販売終了)、 各スナップ用の台座が個別に販売 されています。
ぴんくあっぷるさんでは私が購入したセット(旧型)は終了し、台座が3点付属する「新型セット」と9/10/12/14㎜の 台座が個別販売 されています。


では本題。サンコッコーのハンディプレスに付属と別売りの台座3種類でスラージュさんやぴんくあっぷるさんのスナップを取り付けることは可能か。

プラスチックスナップ台座互換性

○はピッタリ、△は中心がズレるけれどスナップ可能な範囲、▲は取り付けられないことはないけれど自分なら専用台座を使う、の記号です。
台座がぴったりはまらないとその分中心がずれ、芯がきれいにつぶれません。運が悪いと凸(ゲンコ/スタッド)部分を削ってしまうこともあるので、できれば専用台を使った方がよいと思います。別売りの台座は1個100~200円前後で購入可能です。 T3/T5/T8Aのセット販売 などもあります。
直径が14㎜を超えるスナップは対応する台がサンコッコーから出ていないので専用台座の別途入手が必須です。また、芯が太くなるので芯をつぶすロッドも太いものに替えるよう(KAMの部品を販売している)スラージュさんやぴんくあっぷるさんでは指示されていますが、サンコッコーのハンディプレスを使う場合どうなるのか未確認です。

サンコッコーのハンディプレスにKAM系の台座をセットする場合、固定する仕組みがなく抜けやすいので、テープ等でとめておくと作業しやすいです。


サンコッコーの台座とKAMの台座にスナップのトップパーツをを乗せて並べてみるとこんな感じです。


スラージュ8.8㎜
どちらの台座でも程よくはまっています。



ぴんくあっぷる10㎜
スラージュの10.7㎜と同じスナップと思われます。
サンコッコーの台座では隙間ができます。



スラージュ11.8
サンコッコーの11.5㎜にははまらず、13㎜では隙間が大きいです。



ぴんくあっぷる12㎜お花
ぴんくあっぷる星下.JPG
お花、星のホソ(下側パーツ)ともに12.4㎜サイズ。
サンコッコー13㎜で隙間ができます。



ぴんくあっぷる星上.JPG
星型トップはショップの記述によると14㎜あるそうですが
サンコッコーの13㎜台座にピッタリはまりました。



サンコッコーのハンディプレスをお持ちでサンコッコー以外のスナップを検討されている場合、ベビー服(インナーやカットソーの肩あき、柔らかい素材)用途でしたら質感や発色がやさしい感じ&開閉がしやすい&9㎜台座使用可、等の点から スラージュさんの8.8mm がおすすめです。ただし芯が長目なので薄い素材に使用する場合は芯先をニッパーなどで少しカットしてからプレスしないとスナップがはまらない事態に陥ることもあります。スタイなどの小物や軽めのアウターには小さすぎてバランスが良くないのですが大き目のスナップは開閉に力が必要なので選択には悩むところです(ちなみに金属製のスナップは力加減の調整が可能です → 該当記事 )。


プレス機不要の 手付け用プラスチックホック が楽天ナカムラさんで購入可能です → プラホック(ワンタッチ取り付け) φ13mm、5組108円。大きめでしっかりしたつくりなので薄地には不向き。パチッとはめるだけの手軽さは魅力。



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[縫製TIPS] ラミネート/ビニールコーティング

家庭用ミシンでラミネート(ビニールコーティング)生地、とくにツヤツヤ&ぺたぺたのタイプ、上手に縫えず下糸が緩みまくりでした。GOOGLE先生やTwitter先生に泣きついたところ、色々教えていただき、無事に糸調子をとれるようになりました。

縫製対策ビフォーアフター
基本は、いかに布送りを正常に近づけるかにあるようです。手元にあるもので試せるものを全て採用したところ、以下の組み合わせとなりました。

針、押え、糸、テーブル&アーム

  • (左) テフロン押さえ:生地が貼りつかないので生地送りが安定する

  • (左) チタンコーティング針:強度がある(ニッケルの4倍、クロームの2倍)、針通りがよい。針の太さは14~16号。針目は3~4mm。
  • (中) レジロン糸:強度がある。50番なので太目の針と相性がよい。
  • (右) テーブル&アーム部分:布の貼りつきを防ぐべくクッキングシートでカバー

以下は対策バリエーション。


トランテアン『ラミネート加工縫い方』 ではテーブル&アーム部分にラミネート生地のコーティング面を下にしてのせ、貼りつかせる方法が紹介されていました。貼りつきやすい素材のミシンにはお勧めの方法です。

ソーイングクリップ(仮止めクリップ)&シリコン剤
↑今回初めて使ってみました。
クロバーの 仮止めクリップ 、上が曲線/下がフラットで使い勝手よいです。縫代の目安になるライン付。しっかり1cmくらいまで開くので生地厚めのコーティング生地が重なる部分も押えてくれました。バイアステープの仮固定などにもずれずに抑えることができ重宝しています。
ソーイング用シリコン剤 は針、糸、布、押え、など、さっと塗るとすべりがよくなり便利です。塗りなおしが面倒といえば面倒です。ファスナーのすべりをよくする、ハサミの刃のべたつきを防ぐ、と応用範囲は広そうです。

ブルタック&テフロンテープ
その後、TwitterのTL上で話題に出ていた シリコンテープ に興味を持ち、検索したところ、シート状のものが東急ハンズで取り扱いあるということなので買ってみました。スリーエムから出ている テフロンテープ(シート状) です。当初は HCP テフロンシート に興味があったのですが店頭で確認したところ10センチ角と小さくまた厚みがあり、今回の用途には適しませんでした。スリーエムの方は20cm×7.5cmで、ミシンのアーム部分にちょうどよいです。針板部分を切り取り、 ブルタック で仮固定して使用しました。切り取った部分を活用し、厚地用直線押さえの下にも貼り付けてみました(すべりのよさはテフロン押さえに軍配があがる感じです)。アーム全体に貼り付けてしまうのはやはり躊躇があるので、ワイドテーブルの覗き窓部分を覆うように部分貼りしようと思います。
ブルタックは、粘土のように自在に変形可能なブチルゴム(次世代万能粘着剤)で、画鋲代わりになる他、写真撮影時の固定、ディスプレイ、デコレーション、ほこりとり、乾かない粘土として・・・様々な場面で活躍します。
(オフィシャルサイト→ 長光




テフロン押え チタンコーティング針 はっすい糸

クリップ  シリコン剤  テフロンシート  ブルタック

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簡単ギャザー2 (ゴムカタン&ジグザグ)

簡単ギャザー2:ゴムカタン&ジグザグ
既出TIPS 縫代利用簡単ギャザー と同様ゴムカタン糸を利用するのですが、縫代がない部分に使える方法です。Rechercheの フランボワーズカットソー で衿をクシュっとさせるべく試してみました。【画像クリックで拡大表示】

縫代利用~のときにも書きましたが、平ゴムを伸ばしながらたたきつけるのが下手です。思った長さに仕上がらなかったり、最初と最後がきれいに縫えなかったり。というわけで再びゴムカタン糸のお世話になりました。
コーディング(ひも付け)押えを使うとゴム糸が左右にブレにくくなり、ステッチがかけやすいです。

ステッチがゴム糸を貫通していなければ後からでもぎゅーっとギャザーを縮めることができます。細い丸ゴムなのでアタリがやわらかなのもよいと思います。ゴム糸をボビンに巻いたりする必要もなく気軽なところも利点でしょうか。

難点は、ジグザグを使うためギャザーのより方にクセがあること(平ゴムをたたく方法の方がこまかい感じ、ジグザグだとギャザーの山がふわっとしています)。耐久性もどうなのでしょう。普通にお洗濯している限り今のところ問題ないのですが、思い切り引っ張ると切れてしまう気がします。
ゴム糸にアイロンは厳禁だと思いますが、仕上げにスチームを(浮かせた状態で)当ててギャザーがきゅっとする様子を見るのが好きです。スチームが熱すぎたら・・・と毎回ドキドキしながらやっています。


金天馬ゴムカタン12色    フランボワーズカットソー    コーディング(ヒモ付け)押え



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[TIPS] 返し口 / ランチョンマットのサイズ

幼稚園で使っているランチョンマットが小さすぎる、と、使い始めて随分たってから報告されました。おりしもキルトフェスティバルで小さめのカットクロスを購入したばかり、少しキルトっぽい作業をしたい気分だったので新調することにしました。


■ サイズの算出 (黄金比/白銀比)

201103_lunchonsize.gif数年前 園グッズを揃えたとき と同様、表は切り替え&裏は一枚布にし、中縫い後表に返し周囲にステッチを入れる仕様に決定。当時は切り替えのバランスを黄金比と白銀比でつくり比べたのですが、本人曰く白銀比の方が使いやすいということなので、今回は白銀比1本でいくことに。

Webデザイン白銀比計算ツール でバランスを見ながら(あまり半端な数値にならないよう)切り替えサイズを算出し、面積の小さい方をパッチ用に5分割、それぞれのパーツに1cmの縫い代をつけて裁断しました。


■ 返し口 TIPS (垂直ステッチ)

ランチョンマット・返し口TIPS
中縫い後表に返し周囲にステッチを入れる仕様は丈夫に仕上がってよいのですが、返し口が微妙に広がったりずれたりすることが多く、要対策でした。これまで試した方法は:


  • 返し口に荒めのステッチをかけ、アイロンで折り目をつけ、荒めステッチの糸を抜いてから表に返す

  • 返し口に剥離紙つきのアイロン接着テープを貼り、アイロンで折り目をつけ、表に返してから返し口を接着

  • 返し口を接着テープやスティックのりで固定してから表に返す


などなど、なのですが、いずれにしても返すときに返し口を伸ばしてしまうのか、完成度が高められませんでした。その後 Oliver+S の仕様書で「垂直ステッチ」と出会い、今はこれが私の定石です。 【画像クリックで拡大表示されます】

【返し口TIPS】

  • 布端からできあがり線に対して垂直に縫い始める(ステッチが直角になる)

  • 縫い終わりも同様に(垂直/直角ステッチ)

  • 縫い代を折り、アイロンプレス

  • 返し口のできあがり線にシームオープナーでぐいぐいしるしつけ(表、裏、両方から)

  • 表に返し、アイロンでととのえ、ぐるりとコバステッチ


垂直ステッチをいれることで、返し口が安定します。表に返すとき、ついグイグイと力を入れてしまうのですが、それでも伸びずに収まってくれます。この方法と出会ってから「どこが返し口かわからない」仕上がりに近づいた気がします。

【使用生地】
 メイン : 綿オックス ウサギやバンビとローズフラワー
 パッチ : USAコットンプリント moda japan のコレクションより


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縫代利用の簡単ギャザー(裾/衿/袖に)

簡単ギャザー縫代部分に糸を通しギュッと絞ることでギャザーをつくる方法を試してみました。 【画像クリックで詳細表示】

ニットパンツやスパッツの裾、ハイネックカットソーの衿、等にギャザーをよせるとデザイン性が出て雰囲気がかわります。カットソーの脇裾にギャザーを入れるとラウンドカットのようなシルエットになりかわいいです。

糸を抜けば元に戻るので、「夏ギャザースパッツ → 秋冬ストレート」と、スタイルを変更して着用できます。大きめサイズでカットソーを縫い、袖や裾にギャザーを入れ、子供の成長に合わせてギャザーなしに戻す、という利用方法も考えられます。

・・・と、御託を並べてみましたが、ようは「縫代部分に平ゴムを伸ばしながらミシンでたたきつける」のが難しかった為の回避策です。結果的に以下の利点を発見しました:

  • 簡単 (ミシン不要‐ゴム糸を縫い目に通すだけ)

  • 肌あたり&見た目よし (ゴムは縫代内に収まっている)

  • ギャザー分量調整容易 (様子を見ながらゴム長さ決定)



画像のニットパンツは、約8cmの長さ(距離)にゴムカタン糸を通し、4cmまで縮めています。糸は2本どりです(1本では洗濯に耐えられませんでした)。平ゴムたたきつけ、と比較すると耐久性に不安はありますが、2本どりに変更後は数ヶ月間体操服として活躍しています。裾ギャザーに飽きたら膝ギャザーもありかな、と妄想しています。



【ゴムカタン糸】

金天馬ゴムカタンほつれにくい
金天馬 色々耐性UP



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ノッチ(合印への切込み)

思えば私は「合印を合わせる」ということ自体が楽しいようです。ロックミシンで最初に縫った服は確かベビーサイズのTシャツなのですが、合印を頼りに身頃と袖を縫い合わせ、表に返した時の「わ、カタチになってる!」という感動、今でも覚えています。

元来無精者なので、省けることは省こうと、クリップやマチ針はほとんど使わず合印を頼りに縫っている昨今、合印は大切なのですが、つけ忘れることも多々。最近は型紙にノッチガイドを入れるようにしています。そこだけ生地が見えるので、ノッチの存在を思い出しますし、また、切り込みすぎや、切り込みなさすぎ(重なった布の下側に切り込みが入っていない現象)も減りました。ほつれそうな生地のときはハサミのかわりに"水や熱で消えるペン"でしっかり印を入れています。

型紙にノッチガイドを入れる


【しるしつけ】

パイロット・フリクションライト@ソムソムズカリスマ・ファブリックシャープペンシル替芯セット@AZ-NETアドガー・チャコエース2太細紫@AZ-NET河口・アイロンマーカーセットホワイト@AZ-NETクロバー・折り目付けペン@AZ-NET
フリクション蛍光布帛に細書愛用中濃い生地に番外編:折目付



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ギャザーよせ考

└ 関連TIPS : 家庭用ミシンの布送り補助に 【PPバンド】

ギャザーを「整える」、そのポイントと具体策を考えてみました。まずはポイント3点。
 1. 均 等 : 合印間のギャザー分量にかたよりがでないように
 2. 山/谷 : ギャザーの山、ギャザーの谷、をリズミカルに
 3. 流 れ : ギャザーの方向が揃うように/着用時きれいに下りるように

それぞれを実現するための具体策。
 1. 一端ぎゅーっと縮めて(ギャザーをよせて)から合印に合わせて広げる
 2. ぎゅっと寄せた時点でスチーム → ピンセットで山/谷を形づけながら本縫い
 3. ぎゅっと寄せた時点でスチーム → PPバンドで押えながら本縫い

ぎゅぎゅーっとギャザーをよせると山/谷のリズムがミシン目の幅となるので均等にくっきりとクセをつけることができます。はっきり山が見えるので、合印間に均等配置する際もやりやすい・・・気がします。多少乱暴な方法ではあるので、ティアードスカートなど距離の長いギャザーや、分量の少ないギャザーには不向きかと思われます。

画像を撮ってみました。ネットや書籍から収集した基本やコツの覚書も一緒に。

ギャザーのよせかた例

  1. ギャザー部分に粗目(あらめ)のミシンステッチを2本平行に

    • 粗目?

      • ミシンの既定値やクライ・ムキさんの本等では 4mm
      • 私の場合 2.5~3mm を使用することが多いです

    • ステッチ?

      • 上糸の調子を最大限弱める(=下糸がつる → 糸がひきやすくなる)
      • 縫い始め/終わりの糸は返し縫いせず長めに残す(5cm位?お好みで)

    • 平行?

      • 2本の間を 0.5cm 程度あけて
      • 綺麗なギャザーを寄せやすいのはできあがり線を挟んで2本
      • 針目が残る布の場合は縫代に収めて(例:布端から0.3/0.8cm)


  2. 可能な限り(めいっぱい)ぎゅぎゅっとギャザーをよせる

    • 下糸を2本一緒に引き、糸切れに注意しながら少しづつよせる
    • (平行にかけたステッチの間を指の腹で挟み布をすべらすように)

  3. スチームアイロンでギャザーをつぶす

    • アイロンの脇腹を使い *縫代部分のみ* のみプレスする

  4. (スチーム後の様子)
  5. ギャザーと別布の合印を合わせる
  6. 合印間のギャザーを均等にならす

    • 糸端はまち針に絡めて、あるいは結んで、固定
    • ギャザーの方向(流れ)を揃える

  7. PPバンドで挟み目打ちやピンセットでギャザー山を整えながら本縫い

    • 上糸調子が弱いままになっていないか確認してから
    • 重なり、ずれ、ななめ、等の山をまっすぐきれいな山-谷-山-谷に成形

  8. 不要なステッチ糸を抜き取り できあがり



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家庭用ミシンの布送り補助に 【PPバンド】

家庭用ミシンで「うまく縫えない」とき、布と押え(あるいは送り歯)の間に何かを挟むことで状況改善できることがあります。コピー用紙、ハガキ、トレーシングペーパー、ミシン掛けペーパー、アイロン定規・・・私も色々挟んできました。他にもネット検索してみるとクッキングシート、サンドペーパー、新聞紙、等々、状況に応じて使用されているようです。



ミシン掛けペーパーアイロン定規キルティングメイト

上送り押さえ(キルティングメイト)と出会ってからは、それにかなり頼ってきましたが( → 当ブログ内関連記事)、段差に不向き等弱点もあり、又、ヘビーユースの果てに調子が悪くなってきたので、ここ1年は 【梱包用結束PPバンド】 のお世話になっています。

梱包用結束PPバンド
   画像のPPバンドはMaikitoさんからのいただきものです。
   【 MaikitoさんのPPバンドについての記事は ☆コチラ☆

段ボールの梱包などに使われる硬めのバンド、これが実に使い勝手がよいのです。細幅でもしっかりしているのでとりまわしやすさ抜群。布地を上から押えて進行方向に押し込むような使い方も可能です(いわば手動の上送り押さえ?)。

PPバンド使用例

PPバンド10m@クラフトバンド専門店エムズファクトリー
PPバンド
【使用例】

左: ダブルガーゼのバイアス地もヨレや伸びを防いでステッチ
中: ネックラインのバイアス始末、コバステッチ時の伸び防止
右上: ボタンホールで布送りの補助(バンド2本使用)
右下: ギャザーの押さえステッチ


そのほか、薄地縫製時に布が針穴へ食い込んでしまうようなケースでも有効です。また、ギャザーを整えるときにも使用しています。ギャザー部分をPPバンドで押さえた状態で針下にセット → ピンセットでギャザーの山をつまみ整えながらステッチ(画像が用意できましたら補足UPします)。

【追記:2010.3.29.】
ギャザーよせについて 別TIPSとして UPしました。
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糸端を残す / 自動糸切り機能を使わない

家庭用ミシン等に搭載されている自動糸切り機能、大変便利ですが、カット後下糸が針板下に入ったままの状態になることからの不都合もあります。なので最近はこの機能を「使わない」、あるいは自動糸切り後「下糸を引きあげ」糸端を長く出してから縫う場面も増えました。以下、その具体例です。


【縫いはじめ生地裏で糸がからむ】

ミシンの説明書には「下糸を引き上げなくてもぬうことができます」とあり、実際縫えますが、裏側で「鳥の巣」をつくることしばしば。裏側もきれいに仕上げたいときは糸端を長めに出した状態で縫いはじめます。
下糸を引き上げなくても、上糸を押えの後ろ側へ移動し、指でおさえつけながら(あるいは押えで布とともに挟んで)縫いはじめるだけでも鳥の巣防止に効果があるそうです。
 【参考】 自動糸切りミシンの便利さとリスク < ミシンのお悩み相談室


【薄地や角縫いで生地が針穴に食い込む】

ジグザグミシン等針穴が横に広い場合、生地が針穴に食い込みやすいです。特に薄地や角(布端やポケット)の縫いはじめでは要注意。そんなとき、糸端を長めに出しておき、ミシン後ろ側(生地の進行方向)に引っ張りながら縫うと、布送りの補助力となってくれます(初めの数針は手でプーリーを回して縫っておきます)。
 【参考】
 薄地の生地の縫い方 < 布とパーツの通販Nunoya
 裏布について < SEWING LESSON CHECK&STRIPE


【返し縫いをしたくない】

ダーツ縫いやタグ付け等、返し縫いではなく糸端を結んで始末したい場合は自動糸切り機能を使わず糸端を長く残します。

糸端を裏で結ぶ

1.下糸を引き出しておく
2.上下糸端とも縫いこまないよう、よけてから縫いはじめる
3.最後は一目重なるか重ならないかで止める(はじめの糸端縫いこまないよう注意)
4.自動糸切りを使わず上下とも糸端を残してカット
5.裏側にある下糸をひっぱり上糸を引き出す(ループ状に出てくる)
6.上糸のループを目打ち等ですくい上糸端を生地裏に全て引き出す
7.縫いはじめの上下糸、縫い終わりの上下糸、計4本が裏側に出ている状態
8.結んでカット(かた結び、外科結び、等)
9.返し縫いをしないタグつけの完了~どこが縫いはじめがわからない仕上がりが理想


【説明画像ではソリ刃の糸切り鋏を目打ちがわりに使用しています】

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アイロン接着くもの巣テープで仮固定

└ 関連TIPS : スティックのりで仮固定

アイロンで両面接着可能なクモの巣テープ(剥離紙のないタイプ)を利用したヘム(裾や袖口)の仮固定方法を eyeさん に教えていただきました。ロックミシンで端処理後アイロン接着するだけなので簡単です。仮固定されることでステッチもきれいに入ります。裏毛や天竺等端がまるまる生地も扱いやすくなります。

アイロン接着テープで仮固定
0. ロックミシンに バルキー押さえ を装着
1. ウーリースピンテープのように接着テープをセッティング
2. 生地の裏を上に向けた状態でロック、接着テープが縫いこまれる
3. ヘムを折り上げアイロンで押さえて接着
4. 表からステッチ

剥離紙なしタイプの両面接着テープは剥離紙ありタイプと比較するとしっかりしているので、薄手の生地に使用すると風合いを損ねる等不具合があるかもしれません。
上図、雪の結晶柄はミニ裏毛です。



ダイナックテープアイロン両面接着テープMFテープウーリースピンテープウーリースピンテープ
ダイナックテープナカムラMFテープパステル和カラー




【追記:2010.3.29.】
幅6mm以上のテープもそのままで使用できました(右針1本の場合)。試したのは9mmのダイナック。ガイドに通るよう左側を少し折り曲げた状態で縫いすすめると、 eyeさん からのコメントにあるとおり「折れずに」縫いあがりました。2本針の場合、折れたまま縫いこんでしまう箇所もありました。
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簡単ゴムウエスト(幅広ゴムを縫い込む)

子供が小さいうちは大活躍のウエストゴムのボトム。そのゴムの入れ方について、現在私の中で以下の方法が主流となっています。

  • 巾1cm程度のゴムを2段に入れる

  • 巾2.5~3cmのゴムをウエスト部に収めた後ステッチで押さえる


ここでは後者について書きます。はじめこの方法を OTTOBRE design で見たときは、後からゴムの長さを調整できないなんて危険すぎる!と敬遠しました。が、その後、サイクルの早い子供服でゴムの入れ替えや長さ調整の機会がほとんどないという事実に気付き、この方法を試したところ、様々なメリットを発見しました。

  • ゴム通し口をつくる手間がない

  • ゴムを通す手間がない

  • ゴムがウエストベルト内でよじれる心配がない

  • ギャザーが均等によって見た目がよい

  • ウエストのあたりがやわらかくなる


下の画像、右2点がこの方式で縫ったウエストです(ベルト布が別断ちですが)。右端は細コーディユロイ。こまかなギャザーが入ることでゴワつきが抑えられています。左端は一般的な方法でゴムを通したものです。生地自体は柔らかいコットンなのですが、(特に脇など縫代が重なる部分に)もたつきがみられます。

elastic casing image.jpg

縫製手順は以下のとおりです。

elastic for waist
1.前後パンツを縫い合わせてからウエスト断ち端をロック始末 [ピンクのジグザグ線]
2.ゴムの端を重ねて縫い合わせ「輪」の状態にし、4等分し合印をつける
3.ゴムの合印と本体の前後中心&左右脇を合わせ縫いとめる [赤い点線、縦方向]
  (ゴムの端は折り返し線 [白い点線] に合わせる)
4.ゴムを本体布に合わせてひっぱりながら端を縫う [赤い点線、横方向]
5.折り返し線で裏側に折りステッチ[緑の点線、先の縫い目(赤い点線)をなぞるように]
6.お好みで表からもステッチを入れる [黄色の点線]

【2009.04.06.追記】
写真を追加します。番号は上記手順と対応しています。
elastic casing howto.jpg
以下の場合はうまく仕上がらないことがあります。

  • 生地が厚い/重なりが多い(ベルト部別布仕立て等)

  • ゴムが固い(柔らかい方が馴染みがよくサイズを合わせやすい)

  • ゴムと生地の長さに差が大きい(ギャザースカート等)

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簡単バイアス処理(バインダー/パイピング)

簡単バイアス処理
衿ぐりの始末が「断ち目にロック→折り返す→ステッチ」というタイプのボートネックや肩あきTシャツの、縫代を隠してしまう方法です。簡単な上、見た目に美しい/肌ざわり良し/耐久性UP・・・と利点もあります。画像は Rick Rack の 肩あきTシャツ です。

0.薄手のニット生地をテープ状にカット (私は4~6cm程度にしています)
1.テープを外表に二つ折、輪になっていない方を身頃断ち端に合わせ襟ぐりにロック
  ├ 衿ぐりには伸び止めテープを貼りません
  └ 肩あきの処理後肩あき部分を中表に折ったところへテープをのせます
2.肩あき部分を表に返し、衿ぐりをできあがりに折り、アイロンプレス
  └ アイロン接着テープで衿ぐりを仮止めしておくと後のステッチがけが楽です
3.衿ぐりにステッチ
4.できあがり (画像ではダブルステッチが入っていますがシングルでも)

両折れバイアス VS 簡単バイアス一般的な両折れバイアステープとの比較用に断面図を描きました。ピンクがテープ、グレーが本体布(身頃等)です。上記衿ぐり処理は「簡単バイアス、見返し縫い」にあたります。ところで、バイアスといっても、ニット地を使う場合、地の目に対してバイアスに裁断する必要はありません。伸縮が必要な場合横地に、不要な場合縦地に。厚みが出やすいので薄手の生地を使うと扱いやすいです(画像の赤い生地は薄手のフライスです)。

簡単バイアス応用この方法だとテープ状の布を「半分に折ればいい」ので扱いやすく、テープメーカー不要な分手軽です。また、衿ぐり処理だけでなく、一般的なバイアス(パイピング)処理の代用としても使用できます(画像左上:キャミロンパースの衿ぐり)。テープが表から見えるように折り返せばデザインのアクセントにもなります(左下:ニットパンツの裾、右下:キャミロンパースの足まわり)。幅広にすれば、カーディガンやカバーオールの前たて見返し代わりにもなるかな、と思いつつ、こちらはまだ試していません。

■ 一般的なバイアステープ : 種類と選び方、上手に付けるコツ
キャプテン > バイアステープの使い方講座

■ ダブルガーゼの簡単バイアス : テープの作り方から縫製まで丁寧に解説されています
M Serendipity > Wテープのパイピング方法
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